筋トレのためのその1 - 筋トレ完全バイブル〔吉川朋孝監修〕は忙しい人にはもってこいのトレーニング方法だ
今話題の吉川メソッドを分析
書店に平積みにしてあった筋トレ完全バイブルを手に取ってみた。帯には「2カ月でなりたいカラダをつくる!」とある。これは中身を確認せざるを得ない。
目次
part1 吉川メソッドの極意
part2 筋トレ実践ドリル
part3 筋トレ&食事のギモンがわかる!
part1 吉川メソッドの極意とは
吉川メソッドが目指す筋トレとは、狙った筋肉を正しいフォームで効率よく行うことだそうだ。やみくもに回数をこなすのではなく、正しいフォームで行えばそんなに多くの回数を消化できないと書いてある。
吉川メソッドの極意は
- 正しいフォームを実践する
- マッスルコントロールを意識
- 限界を超えた”ラスト3”がカギ
- 集中することで結果を出す
の4つ。
01 正しいフォームを実践する
筋トレで重要なのは量よりも質なのだそうだ。回数をこなせるフォームはどこか間違っていると思っていい。鍛えるべき筋肉への負荷が関節やほかの筋肉へと逃げてしまい、効率よく鍛えられていない可能性がある。まずは正しいフォームを実践しなくては効果は出ない。
02 マッスルコントロールを意識
鍛えたい筋肉を意識して動かすことが大切だそうだ。今、どの筋肉を動かしているのか把握して別の筋肉を使わない。そういう意識で筋トレをする。また、キツいときほどゆっくり丁寧に対象となる筋肉を動かすことで効率よく鍛えることができる。
03 限界を超えた”ラスト3”がカギ
筋トレの目的は筋肉を動かすことではなく鍛えること。筋肉は破壊しそれが再生することで強く大きくなる。筋肉が破壊しそうになると本能で制御してしまい限界まで追い込めない。肉体の限界が本当の筋トレなので意識的に限界以上の負荷をかけるためにも限界からの”ラスト3”を実践する。
04 集中することで結果を出す
何事にも結果を出すには集中しなくてはならない。集中力は回数が増えると長くは続かない。筋肉を鍛えるには少ない回数で高負荷なトレーニングにする。2カ月でなりたいカラダになるためにも最初の1回からラスト3までしっかり集中する。
part2 筋トレ実践ドリル
全身の筋肉12種類に効く22種類のトレーニングが紹介されている。各トレーニングのページには、トレーニングの内容、どの筋肉に効いているのかの説明、ポイント解説、NGの例が詳しく説明されているので分かりやすい。
各トレーニングの動画の解説がDVDに収録されている。DVDではスタート姿勢の説明、動かし方の注意点を動画で解説しているので書籍で分かりにくいところを補充しているのがありがたい。
トレーニングに入る前に吉川メソッドの筋トレルールを十分に理解して取り組みたいと思う。
- スタートポジションに神経を集中させる
- 筋肉に負荷を与え続け、ゼロにしない
- オーバーアクションはしないように
- 回数ではなく負荷を上げる
の4点がルール。
prat3 筋トレ&食事のギモンがわかる!
筋トレに対する疑問やトレーニング中の食事についてQ&A方式で解説してある。ふとまよったときなどには有効だ。
まとめ
正しく行えば効率よく筋肉を鍛えることができるというのが吉川メソッドのトレーニング。時間を効率よく使えるので忙しい人にはもってこいなのではないだろうか。
トレーニングは自重を利用したトレーニングと器具を使ったトレーニングをバランスよく取り入れている。器具といってもダンベルなので自宅で出来る範囲なのも忙しい人にはいいのかもしれない。