効率よく脂肪を燃焼させる決め手は筋肉量とL-カルニチンと朝食前の運動
一度ついてしまった脂肪を落として細マッチョなボディに引き締めなおすためにはL-カルニチンを効率よく使うしかありません。
余分な脂肪を燃焼させる決め手は筋肉量と空腹時の運動にあります。
L-カルニチンは脂肪の運び屋
L-カルニチンはアミノ酸の一種で体内では骨格筋や心筋などの筋肉の細胞に多く存在し脂肪を燃焼させる働きをします。
脂肪酸は単体ではミトコンドリアに入ることはできません。脂肪酸をミトコンドリアに運ぶ働きをするL-カルニチンが必要になります。
脂肪酸と結びついたL-カルニチンはミトコンドリア内部に入り込み蓄積された脂肪をエネルギーとして消費します。
L-カルニチンは食物から摂取する
L-カルニチンは20代をピークに加齢とともに減少していきます。L-カルニチンは体内では肝臓や腎臓で生合成されますが全体の1/4程度で後の3/4は食物から摂取するしかありません。
赤身の肉に多く含まれ野菜にはほとんど含まれません。一番多く含まれるのは羊肉でついで牛肉、豚肉、鳥肉の順で多く含まれます。
魚介類ではあさり、かき、鯛、サンマ、鯵などに多く含まれて、ほとんど含まれない野菜ですがアボカドでは含まれます。
L-カルニチンは継続的に摂取することが重要で、それによって効果が発揮されます。量としては体質などで変わりますが必要量として200mg~500mgが理想的な量です。
牛肉1kgにつき700mg含まれますが、その量を食事で摂取するには大変です。日本人の平均的な食事では1日に約70mgしか摂取できません。
なので多く含む食材を意識して摂るようにします。多く摂取されたL-カルニチンは筋肉内に蓄積されます。
脂肪が多く燃焼するのは運動時ではない
エネルギーとして使われる脂肪の70%は筋肉で代謝されます。筋肉が脂肪を燃焼させるのは夜間の睡眠中や日中の安静時が多く、運動中だけに燃焼しているわけでありません。この時にL-カルニチンが十分に足りていないと脂肪燃焼は促進されません。
脂肪がえねるぎーとして燃焼されるのはまず食事で摂取したものからで、その時に使用されなかった脂肪は体内に蓄積されます。
加齢により筋肉量が落ちている状態で食事の内容や量を若いときのままにしていると糖や脂肪はエネルギーとして使用されず体内に蓄積され中年太りになっていきます。
食事後4時間で脂肪は燃焼のピークを迎えるのでそれまでにL-カルニチンを補充し軽い運動をすることで体内に蓄積される量を減らすことができます。
筋肉は脂肪となって蓄積されたエネルギーから消費していきますがパワーが必要な時には燃焼速度の速い糖を使います。しかし糖は体内に400gしか蓄積できません。それ以上の糖は脂肪となって蓄積されます。
運動することでL-カルニチンの脂肪燃焼効果は増大し朝食前の運動は直前の食事から十分時間がたっているので脂肪から使われます。
L-カルニチンと筋肉量と運動をするタイミングが脂肪燃焼の決め手
脂肪を効率よく落とすには筋肉量を増やし朝食前の運動を行いL-カルニチンを含む食事を心がけること重要です。